今どきのビデオはとても便利で、録画の予約をしていなくても、「あなたはこれ興味ありますよねー?!」みたいな感じで(笑) 勝手に入ってくることがありますね。
Eテレで放送の10月の『100分で名著』はモンゴメリの「赤毛のアン」でした?
25分ずつ4回でもって名著を読み解くというこの番組はたまに見ているのですが、この「赤毛のアン」はチェックしていなかったのに、留守中に勝手に録画されてました~が、
今プロコースの子供達に、赤毛のアンのセリフを教えているので、正にドンピシャリ!!
今日はそれらをまとめて見ていたのですが、「赤毛のアン」の素晴らしいことといったら!!✨✨アンの想像力から産まれるきらめく様な言葉たちや、小説の構成や描き方、視点、登場人物の面白さ…本当に名著、ですね。
番組では、特にアンの心の変化を丁寧に追っていました。
自らにふりかかる悲しい事がすべて、赤毛 (つまりコンプレックス)から来ているものと思い込む様や、そのコンプレックスが素敵だと言ってくれる人と出会うことができて、それを自分の大事な個性だ、と受け入れていく様になるアン…。
親友の妹の急病の時に、施設で小さな子供達の面倒を見てきた過去の経験が生かされる事で、人の役に経ち、またその経験の価値に気がつかされる様、
今でいうアクティブラーニングのはしりであるステイシー先生の素晴らしい生きた授業で学ぶ事の楽しさに目覚めて行く様、
自分にとってはパラダイスの様だったグリーンゲーブルズの変化に伴う自分自身の夢の在り方の変化、
などなど。
本当に素晴らしいなぁ‥‥💕
「赤毛のアン」の本のラストは、” 『神は天にあり 世は全てよし』
アンはそっとささやいた‥‥。”
でした。
続編を書くつもりはなかったモンゴメリの、想いの凝縮された言葉。
『赤毛のアン』は、ミュージカルにもなっていて劇団四季の大事なレパートリーの一つでもあります。野村玲子さんのアン、日下武史さんのマシューは本当に見事だったなぁ~~
私も、ステイシー先生を勉強した事もありました。
アンの世界は健気で素直で、美しく楽しい。だけど何故だか泣けてきてしまう暖かさ。今日はそんな世界に浸りました‥?
皆さんも、良い夢を‥( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎