🔷現実と妄想の境を漂う〜『アルハンブラ宮殿の思い出』感想

外出自粛中のいま、ネット配信で映画やドラマを楽しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

そのうちの1つ、Netflixでいま『愛の不時着』という韓流ドラマが、大変な人気になっています。(韓国でも放送が終わったばかりとか)

『愛の不時着』

(こちらはオフショットかしら?ネットより拝借しました。スイスの絶景にも負けぬ美し過ぎる主演のお2人✨)

そのドラマの主演、ヒョンビン氏つながりで私がこの数日、どっぷりはまったのがこちら。

『アルハンブラ宮殿の思い出』

一見、爽やかなラブストーリーかと思いきや、ARを題材にしたサスペンス作品でした。(2018年の作品です)

私がこれまで全く疎く、興味がなかったAR 。( 拡張現実です。災害シュミレーションなどによく使われるものですね) 後は昨年流行ったポケモンGOみたいなものか?と その位のイメージしかありませんが、それでもどっぷりとはまったのは、台本の巧みさと演者の力量です。

主人公(ヒョンビン氏)は、投資会社の敏腕社長で、天才プログラマーが作った新作ARにはまっていくうちに、現実とも境がなくなって追い詰められていきます。

そのプログラマーが作ったゲームにログインする際には特殊コンタクトレンズを装着する必要がありますが、主人公はある時からこのレンズを付けなくても勝手にログインし始め、ゲームで対戦しただけの相手が実際に.. その後も..。

それは、自分が作り出している妄想なのか、凶気なのか..??

 <ネタバレになるので、これ以上は伏せますm(_ _)m>

概要も知らずにふと見始めたのに、みるみる引き込まれて、自分もしばしARの中に漂っている感覚でした。

多分そこを狙って制作されている様に感じる‼️  間違いない‼️ 》そう思いました。

そう考えれば、元々いま見ている世界だって現実かどうかも解らないのだし。こんなドラマをよく作ったものだな〜と、感心する事しきりです。

韓国では放送時に賛否両論あった様で、最後はストーリーを回収していない、と批判も浴びていた様子。でも、私は、秀作だと思いました。否、意欲作ではないかと。

ゲームの高揚感は癖になり、そして達成感や征服欲は誰もが持つ欲望であり、そして冒険心を擽り謎解きの面白さも手伝い、これにハマって現実と虚構の世界を彷徨うなんてこと、本当にあるのだろうな、、と思いました。とってもリアルでした。

コンタクトレンズでログイン~!!なんて事も、近い未来にありそうです!😚

そして、人は観たいものを見る。観たくないと思ってもいたとしても現れてくるのは深層心理にそれを欲する心があるからだ…という心理の原則を踏まえてみると、私は内容に納得できたし、ものの哀れを感じました。(ラストは何とも言えないですが)

何度もいいますが、よく作ってあるな〜と思いました。笑

また『アルハンブラ~』の映像はVFXを駆使して大変美しくファンタジック!スペイン、グラナダの風景や趣きも素敵。実際に遺跡を使っての撮影は贅沢だし、音の使い方も妙。

そして本当に素敵なヒョンビン氏~❣️今回は誠実な青年、という趣きではなく、屈折した青年実業家。時にやさぐれたり、狂気めいたり。その芝居もとてもナチュラルで良いです。

(写真はネットからお借りしました)

2005年の『私の名前はキム・サムスン』から観てきたヒョンビン氏ですが、なんて素敵に熟成・発酵しているんでしょうか・・。 (←キム・サムスンは本当に名作です✨✨)

『愛の不時着』の中の、無骨で誠実な将校役よりも、(それは理想のヒーロー像でしたが)  こちらの、ややクセがあり翳りがあるヒョンビン氏の方が私は好きでした~。まぁいずれにしても男性としての色気もありながら品がある方、なのです。

そんなこんなで、自粛しながらも豊かに過ごせて感謝感謝です🍀

🔹この作品はAmazonプライムで見る事ができます。

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*追記 2020年10月14日現在はAmazonプライムでは観る事ができなくなっていますが、ヒョンビン主演の映画『レイトオータム』は、無料で見る事ができます。

コロナ渦で、どの国もどの地域もドラマ制作陣や映画制作陣はしばらく厳しい状況は続く訳ですが、これからも良い作品をどんどん、沢山作って欲しいものです。

そして、、一番厳しい舞台も❗️私も❗️諦めたくない~~❗️❗️

春は必ず巡って来るのだから・・。

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