お隣の韓国からまたショッキングなニュースが入りました。元大統領が逮捕、と言う。1年間に2人の前大統領が逮捕されてると言う事態は、国家としては由々しき事と思います。そう言う日本も国会はまた混乱していますけれども。。
先週は鬱々としていたので、家にこもってある韓流ドラマを見ていました。私の敬愛するチョ·スンウ主演の『秘密の森』というサスペンス色の濃いドラマ。
チョ·スンウ氏は、映画、舞台、テレビを縦横無尽に飛び回るスーパースター。日本でも何度も放送されています感動名作『馬医』の彼!です。
内容は、病で感情を失くした切れ者の検事が検察内部の不正を暴いていくというもの。
シナリオがとても優れており、ニューヨークタイムズが選んだ2017年の優れたドラマ10本のうちの一つに選ばれています。単純な勧善懲悪ではない、クオリティの高いドラマでした。
チョ·スンウ氏は、いつもの感情豊かな表現を一切出さずにかなり抑えて演じている。主人公だけど感情の変化はあまりない。恋愛も出て来ない。また内見よがしの派手なアクションなどは一切織り込まない。けれど人間の心理描写に丁寧に迫り、とてもリアルに描かれ、そして強いメッセージかありました。
他の俳優陣の演技レベルも素晴らしい。映像も凝っており、全編映画の様。本当にドキュメンタリーのようでした。で、これがケーブルテレビの制作、という驚き‥
ぞして台詞の中には胸に迫るリアルな言葉が沢山出てきました。今、まさに!韓国の世相を著していました。
そしてシナリオライターは、これが一本目の新人だ、と言う!恐るべし‥‥。
主演の検事は、生まれつきの病で、外的な刺激に過剰に反応してしまう為、子供の頃に脳のある一部を切り取る手術を受けています。その為に、感情の起伏があまりなく、その分冷静で洞察力に長けている。
つまり感情に流される事がなく、懐柔される事もなく、事件解決に至れた、という訳です。
一見欠けている様に見えるものが、事を成し得るのだなあ、と。そんな処にも、深く共感
欠けている様に見える処は、恵みであり個性である。そしてそれを生かす場は、必ず誰にでも与えられているのだ、という事は、大きな大きな励ましですね。