今日はピアニスト、フジコ・ヘミングさんのドキュメント映画『フジ子ヘミングの時間』を見てきました。6月に公開されたこの映画は人気を博しロングランを続けて来ましたが、今日で関東圏の上映は終わりなのです。ギリギリ滑り込みセーフでした。
映画は、パリ、ベルリン、東京、京都あちこちに居を構え、演奏活動を今も精力的に続けるフジコさんの日常を淡々と撮影したものです。
そこには、フジコさんの飾らないお人柄と真摯に芸術と向き合う姿、そして繊麗された生活の美しさがありました。たまたまなのですが、先程ちらっと見ていた樹木希林さんの追悼番組の、希林さんの生活の佇まいと、とてもよく似ていらっしゃいました。
お二人とも飾らないストレートなお人柄ですが、ユニークで暖かく、飄々として、芯が強くて潔い。そして深い芸術性。絵が大変上手で、ご自分の洋服をお手製なさったりするのもよく似てらっしゃる。
希林さんは片目を失い、フジコさんは聴力を失い‥。でもそれを逃げ場にはしなかった。
お父様が2人とも芸術家で粋な洒脱な方だったというところも、とてもよく似ていらっしゃいました。
そして、お2人とも高齢でありながらマネージャーも付けずに、何から何までご自身で手配し、たった独りで仕事に出掛ける!全く頭が下がります!!
今日はその後、私も仕事の打ち合わせがありましたが、私が譲れないものって一体何だろうかなぁ、、と。自分の、凡人然とした感覚が、チョットつまらなく思いました‥
1年前、フジコさんのコンサートで楽屋をお尋ねした時の写真。この日も映画の撮影カメラは回っていたので、実は今日の本編には、私もチラッチラッと2回程 遠目に映っていました~~✨
素敵な、可愛らしいフジコさん、86歳!!私の永遠の憧れ。またいつかお会い出来る日までお元気で。アデュ~
今日も濃い一日でした。皆様、良い夢を‥( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎