始まりと終わり、自覚的に。

一昨日、
演出者協会の近代戯曲セミナー
『なよたけ』のリーディング上演が
何とか無事に大入りで終わり、

昨日の 永らく痛めていた膝の診察では、
もう大丈夫だよ、と言う事になり、

今日は箱根で、一人慰労会です。

さして遠くもないのに、数年ぶりの箱根。

温泉に身も心も溶けて行きそうでした。

『なよたけ』の終幕は、
相模の国のある小高い丘。

主人公は、霧の中から晴れて
神々しく輝く不尽の山(富士山)を仰ぎ見、
そして、新しい季節を迎える。。

だから私も箱根へ~✨

と言う訳ではないのですが、
何となく..

あいにく今日は一日中雨で、
富士山はおろか全てがもやの中💧

風情はありましたけど…

でも戯曲さながらに、
山々に響く鐘の音に、私の内で、
何かがしーんと、落ちて離れた。

昨年夏、心臓を病んでからは、
ずっとだるい沼の中に
ズブズブと漬かっている様な
感覚だったから。

特に3月前に膝が再発してからは、
益々動けなくなって
沼が深くなるばかりでしたから。

今回の『なよたけ』の演出をなされた
私の師・中村哮夫先生、85歳

そのまた恩師である加藤道夫さんが
遺した 処女作で代表作の戯曲。

それらについては、これ迄も何度も
触れて来ましたが、

17歳の中村少年は加藤道夫さんとの
出会いから、
長いながい演劇の道が始まった。

だから、
『僕の演劇人生は加藤道夫先生で
終わりたいんだ…』と今回 何度も何度も
言って居られました。
つまりこれで終わりたいと。

解るような、解りたくない様な..

いつか来る演劇人生の終幕、
自分ならどうするんだろうか..

今回、膨大な戯曲に対して
とても少ない稽古時間だったのですが、
中村先生の熱量でもって、
参加者が引っぱられていたかの様な、
密度の濃い時間でした。

そうだね、
芝居って熱量だよね、と
打ち上げでワイワイ話していたら、

情熱=passion(受難)だ!

と、或る若い演出家が叫びました。

解るような、解らない様な…

今度は是非、それを論じて欲しいもの。

終演後のシンポジウムや交流会では、
色々な方のお話しが聞けました。

また、ジロドゥの研究者とサシでお話し
出来たことは、大変光栄な事でした。

恩師に引っ張られ、脚を踏み入れた
新しい世界は、

みなさん
魅力的な方々で一杯だったのでした!

皆さん.『自覚的に生きて』
おられました❗

その活動内容や研究内容を
もっともっと知りたい!と切実に
思いました。

まだ
終わらなくて良かった。。

昨年の今ごろは、一年後に
こんな風に生きているとは、
想像も出来ませんでした。

 有り難い…

打ち上げでは笑い過ぎて、
写真を取り忘れていましたが、

先日の記事に書いた、
四季三世代俳優の3ショットを最後に!
(青井陽治先生&黒川逸郎さんと)

これからも、
私の学びの道は続いていく。

そう、
自覚的に .